CAE解析の活用 何のために解析するか〜
ウエルド位置の確認
 従来の成形試作を行って不具合を確認してから金型を修正するのではなく、事前にコンピュータ上で仮想試作を行い、金型を作る前に不具合を解消する必要が有ると思います。これにより試作後に無理な金型修正を行うことを回避させ、修正コスト、試作回数、作業時間などが削減でき、要求品質の高い金型でもスケジュールに遅れを出すことなく量産に移行させることが可能となっていきます。又、ウエルドラインの発生箇所を、事前に見極めて、後からのトラブルを回避させます。
樹脂の充填
 設計されたものに対し、
「とりあえず解析をかけて 検討した」
これだけでは、何の改善も期待できません。
物を作る上でなにが重要なのかを理解し、目標を設定すべきであると思います。
つまり設計の段階で解析をかけて、
リブ形状の変更、肉厚の変更, ゲート位置の変更、等を行い、型加工のしやすさなどを考慮しながら 最適な製品設計を目指します。
事前に成形不良の可能性のある箇所を徹底的につぶして行くことによって、より精度の高い製品をスピーディに供給できます。

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3Dデータ直結金型加工